アルツハイマー型認知症

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最初に現れる症状、ひどい物忘れや記憶の混乱です。 また、場所がよくわからないといった症状も現れ、 徐々に、物事を認識できなくなる、言葉がわからなくなるなどの認知症症状になり、 死に至ります。根本的な治療法は現在のところありません。

アルツハイマー型認知症の治療法

アルツハイマー型認知症は、その原因も明らかでないばかりか、 現在のところ今般的治療もないのが現状です。 そのため対症療法が中心となります。激しい精神的興奮が見られる症状に対しては、 向精神薬を使用します。また夜中に騒ぐ患者さんに対しては、 入眠剤を用いることもあります。 抗うつ薬の使用が有効なこともあります。、 老年認知症に対してコリン作動性薬物やコリン前駆物質を投与するなどの 治療が試みられています。 コリンというのは、神経と神経のつなぎめ、神経と筋肉などの組織とのつなぎめの部分で、 情報を伝達する化学物質のひとつです。

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アルツハイマー型認知症の身体的症状

アルツハイマー型認知症の場合、すぐ前の食べたものを忘れてしまう、 自分が今どこにいるのか、今日は何日かわからない、といった、 物忘れ、つまり記憶障害とは別に、身体的な症状も起こります。 たとえば、失語、失行、失認という症状があります。これらは見当識障害と呼ばれます。 失語 聴覚や発生機能に異常がないのに言語の理解や発声が障害されているものを失語といいます。 失行 運動障害をもたらす器質的な病変がないにもかかわらず行動が正しく行われないものをいいます。 失認 本来認識すべき対象に対して正常な意味理解ができなくなったものをいいます。 これらの症状が進行すると、歩行障害や失語状態が悪化することがあります。 そして日常生活にも支障が生じます。 身体的な症状としては、神経系以外の異常や変化は起こらないのが普通なのですが、 歩行困難や失禁などの神経系の変化から異常が起こることはあり、 症状が進むと寝たきりになってしまいます。 末期は完全な認知症状態にいたり、ふつう発病から5〜10年で死にいたるといわれます。

アルツハイマー型認知症の解剖学的症状

アルツハイマー型認知症の場合、解剖学的にみた症状としては、 脳の萎縮があります。正常な老人の約10パーセントの減少がみられ、 特に前頭、側頭、頭頂葉の減少が著しいのが特徴です。 また、脳室の拡大、神経細胞の脱落と萎縮、アルツハイマー神経原線維の変化、 老人斑などがみられます。

アルツハイマー型認知症の予防法

予防法として幾つかの候補があがっています。 ただし、逆のデータが存在したり、アルツハイマー型認知症以外の疾患の リスクが上昇することもあり、以下の方法がすべての人に勧められるわけではありません。

1.食習慣 アルツハイマー型認知症の発症を抑制することがわかっている食物は以下のものです: ・魚(EPA・DHAなどの脂肪酸)の摂取 ・野菜果物(ビタミンE・ビタミンC・βカロテンなど)の摂取 ・赤ワイン(ポリフェノール)の摂取 たとえば、1 日に1 回以上魚を食べている人の場合と比べて、ほとんど魚を食べない人は、アルツハイマー型認知症の発症の危険が約5 倍であるというデータがあります。

2.運動習慣 運動、特に、有酸素運動によって高血圧やコレステロールのレベルが下がり、脳血流量が増すことで、アルツハイマー型認知症の発症の危険が下がります。普通の歩行速度をこえる運動強度で週3回以上運動すると、全く運動しない場合と比べて、発症の危険が半分になるという研究結果もでています。

3.知的生活習慣 ・テレビ・ラジオの視聴 ・トランプ・チェスなどのゲーム ・文章を読む ・楽器の演奏 ・ダンスなど。 これらの活動をよく行う人は、発症の危険が減少するといわれます。

アルツハイマー型認知症とリハビリ

認知症は充分な治療効果は上がっていないのが現状です。 そのため、家族をはじめとする地域社会全体がご当人の症状を理解し、 進行を進めないように力を尽くし、リハビリを継続することが大切となります。 リハビリは病気の予防、治療と並び、第3の治療といわれるほど重要なのです。 リハビリによって進行を食い止めることはご本人の苦しみだけでなく、 家族の負担を軽減する重要な方法でもあるのです。

家族性アルツハイマー病

これは、アルツハイマー型認知症の中でもごく少数を占めるにすぎません。 常染色体優性のメンデル型の遺伝パターンを示すもので、30〜60歳代で発症します。 家族性アルツハイマー病は、常染色体優性遺伝です。 つまり片方の親が家族性アルツハイマー病であると、 その子供は性別に関係なく2分の1の確率でこの病気を発症する可能性があるというものです。

アルツハイマー型老年認知症

アルツハイマー型認知症の中でほとんどを占めるものです。 老年期、すなわち、通常60歳以上で発症するのが特徴です。 大部分のアルツハイマー型認知症、つまり老年認知症の場合でも、 遺伝的要因は少し影響するといわれています。 親族にアルツハイマー型認知症の患者さんがいらっしゃる場合、 多少発症の危険性が上昇すると言われているのです。 特に50〜54才にアルツハイマー型認知症を発症した親族がいらっしゃる場合、 この病気を早期に発症する危険は約20倍に上るというデータもあります。